by unworldly man Teizo AMMA
mailto:amma@maia.eonet.ne.jp
http://www.t-amma.com


◆ヘロディス・アティコス音楽堂

有名世界遺産の
パルテノン神殿は
アクロポリスの丘にある
ヘロディス・アティコス音楽堂は
そのアクロポリスの丘から
見下ろせる

アテネ・フェスティバルの
会場として夏の間
演劇・コンサート・オペラなどが
上演される

     
Δ 書に楽しむ「書の基本から作品制作まで」
2004/10/30
  これまで比較的ながく柳体の「楷書」を独学で習ってきました。また、夏休みには「行書」を習いました。王羲之の「蘭亭序」を幾度も臨書して、「行書」の楽しさを味わいました。そこで、「篆書」や「隷書」もと欲が出てきました。
Δ 柳公権の楷書に魅せられ
2004/8/31
  4年の中国赴任期間を終え、帰国間際に地元の書店で手に入れた書道の本を教本にして、楷書の勉強を続けています。これまで永い時は半年近くも遠ざかっていたこともありますが、不思議と6年も続いています。
Δ 書に楽しむ「行書に学ぶ」
2004/8/30
  中国から帰国以来、中国で入手した書道の指導書を見て、柳体の楷書を一人で習ってきました。これまで先生に習った経験がないので、実際に画いているスピードや筆捌きを観ることができませんでした。
Δ デッサンから表現する力をつけよう
2004/8/29
  中国から帰国以来、絵画からは遠のいて、昨年の秋に滋賀大学公開講座の「入門アート」を受講しました。その後は、絵筆を持つこともなく1年が経過してしまいました。今年は県立高等学校の開放講座から、水口高等学校開放講座「デッサンから表現する力をつけよう」を受講することにしました。
Δ クロッキーをつくろう
2003/10/20
  今年の秋、滋賀大学公開講座の「入門アート」を受講しました。もう十年程前になりますが、いわゆるクロッキー(速写画)を学びたくて、大津のクロッキーサークルに2年程通ったことがあります。それ以来の「クロッキー」 ですが、不思議なことに副題として「クロッキーをつくろう」となっていた。


更新情報
 両手で強く締めたり、伸ばしたり、曲げたり、切り取ったり、貼り付けたりの作業でした。10分、5分、3分、1分半とスピードを上げ、繰り返し繰り返し、印象を形にして、手の中で生まれてくる形に感動したり、不出来に落胆したりして、そして心地よい疲労感が残ると言った経験でした。   -2003年10月月20日更新-

  ここ数年の中国の目覚しい発展振り、サッカー会場での反日感情、その後のオリンピックの熱狂振り。書や漢詩を通して数千年の歴史の重さ、十数億の民、恐らく、北京オリンピックには40以上の金メタルを獲得して、どんな国に変貌していくのかと、21世紀は中国からは目を離せません。   -2004年9月1日更新-



ΦΦ 世の中万事「藪の中」ΦΦ
 田中宇の国際ニュース解説 から ……… パレスチナに来てガザ地区に入ると、閉ざされた地域にやってきた、という感覚を強く受ける。私はこれまで3回ガザを訪れたが、そのたびに行く前は「できれば1週間ぐらい滞在しよう」と思いつつ、実際に行ってみると、3日間ぐらいでガザを立ち去ってしまう。閉塞感から逃れたくなって、無意識のうちに滞在を短く切り上げてしまっているのではないか、と思う。

 田中宇の国際ニュース解説 から ……… 中国で、インターネットで政治を語るウェブサイトに対する取り締まりが厳しくなっている。従来は、検索エンジンで「自由」「民主」といった言葉で検索した際に出てくる中国語のサイトが取り締まりの対象だったが、8月初めから対象が「アメリカ帝国主義」、「釣魚島」(尖閣諸島)、「反腐敗」「江沢民」「中共」といった言葉にまで拡大されたという。


Ж 書に楽しむ「書の基本から作品制作まで」


篆書

 篆書は,
今から三千年以上も
昔の中国で生まれた
古代文字です。
その当時は
人間が神と直接に
交信していた時代
ですから,
いきおい篆書は
その身に呪術的
雰囲気を
まとわせています。
現代の目から見ると,
その神秘的なところが
何ともいえず
魅力的です。

 篆書は秦
(紀元前二二一年)の
時代に至って,
始皇帝により
小篆の形に
統一されました。
私たちが普通に
篆書という場合には,
この小篆を
指しています。
小篆は点画が
整理され,
垂直・水平を
基本とする
幾何学的な形に
なりましたが,
依然として
重々しい原初的な
雰囲気を
保っています。
また構造的な
面でいうと,
篆書の左右対称,
水平・垂直原理は,
右上がりを
常識と考える
楷書人間である
現代の私たちに対して,
根本的な感覚の
修正を迫ってくる
ところがあり,
そうした点が実に
刺激的です。

 

     
剳F根西高等学校開放講座「書に親しむ」
2004/9/26
    これまで比較的ながく柳体の「楷書」を独学で習ってきました。また、夏休みには「行書」を習いました。王羲之の「蘭亭序」を幾度も臨書して、「行書」の楽しさを味わいました。そこで、「篆書」や「隷書」もと欲が出てきました。

講座内容
 ・基本を学ぶ「楷書」
 ・印をつくる「篆書」
 ・基本を学ぶ「隷書」
 ・基本を学ぶ「行書」
 ・作品制作
                                  講師 瀬古教諭

開催期間 平成16年9月25日(土)〜11月6日(土) 毎土曜日
時   間 各回13:00〜16:15 (全5回)
募集対象 県内在住者又は通勤者
募集人員 30人(定員になり次第締め切り)
受 講 料  3,000円(教材費を含む)

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 中国から帰国後はずっと楷書を習い、この8月に開放講座で行書を習いました。俄然習字への興味も膨らんで9月からはしばらく彦根まで足をのばすことになりました。


刳本を学ぶ「楷書」
2004/ 9/26
 

 この開放講座では、最初に「明治に三筆」(日下部鳴鶴・巖谷一六・中林梧竹)の紹介があり、その内二人が彦根と水口の出身で、滋賀は書の熱心な地であることを知りました。
 江戸時代に低迷した書道をこの「明治に三筆」らが中心となって隆盛し、その二人に深くかかわりを持った、中国の書家「楊守敬」の話も新鮮で、面白い講義で始まりました。

巌谷一六
 滋賀県近江の人。家は代々水口藩の待治であったので16歳の時、医学を三角東園に、経史詩を皆川西園・家里松涛に、書を中沢雪城。画を藤本鉄石に学ぶ。明治維新後、政府に仕えて内閣書記官など歴任し政治家として活躍した。
 書家として有名である。初め雪城に菱湖流を学び、趙子昂に私塾したが、楊守敬が來日すると日下部鳴鶴と共にその門を叩き六朝風の書体を会得し、別に一六流の一派を開いた。

日下部鳴鶴
 彦根藩士田中惣右衛門の次男として生まれ、その後惣右衛門の実家にあたる日下部家の養子となり、その娘琴子と結婚して日下部家を継いだ。結婚して1年後に桜田門外の変が起こり、養父と藩主を同時に亡くした。維新後、明治政府の近代化路線を推進する指導者の一人として活躍するが、後に書家となった
 大久保暗殺後、鳴鶴は潔く官を辞し、もともと才覚の秀でた書の世界に後半生を賭け、中国の廻腕執筆法という書法を会得した。その後独自の書風を確立して書聖と称えられ、厳谷一六、長三州とともに明治の三筆と称せられた。

  明治書道の特徴は、それまでの帖学に代わる碑学、和様に代わる唐様でした。わが国に碑学の種をもたらした大恩人は、中国の書家、楊守敬でした。中国公使の顧問として来日した楊守敬のまわりに、日下部鳴鶴、巌谷一六ら一流の書家たちが集まり、書法を授かります。いっぽう楊守敬は、中国ではすでに失われた稀覯本がわが国にたくさんあるのを見てびっくりし、百方手を尽くして蒐集に乗り出します。かくして稀覯本一万冊が中国へ持ち帰られたのは、わが国にとって大きな損失でしたが、碑学授受の大恩を思うと、功罪半ばというところでしょう。(明治書道史夜話より)
  http://homepage2.nifty.com/kanbun/books/kondouk-meijishodoshi.htm

楷書の用筆法
 最初に、基本となる点画で、起筆・送筆・収筆の三つの要素や「永字八法」を学んだ後、初唐の三大家(欧陽詢・虞世南・ちょ遂良)の内、欧陽詢(九成宮醴泉銘)と虞世南(孔子廟堂碑)を臨書しました。

 
欧陽詢の「九成宮醴泉銘」                 虞世南の「孔子廟堂碑」

 下図は、欧陽詢(背勢)と虞世南(向勢)の特徴を学んで臨書をしました。個人的な好みからは欧陽詢の方がめりはりがあって書きやすいと感じました。

 
欧陽詢の「九成宮醴泉銘」  虞世南の「孔子廟堂碑」

古典に基づく学習(臨書)
  臨書とは、過去の優れた筆跡を手本としてかくことで、手本は石などに彫られた文字を拓本に採ったものを使います。

形臨:古典の字形・用筆にそっくり迫ろうとする
意臨:古典にただよう雰囲気や運筆のリズムなど、形以外の要素に重点を置いて捕らえる
背臨:古典をよく万だうえで、書くときにそれを見ないで書く
倣書:学んだ古典の特徴や技法を生かして、その古典とは別の語句を書く

 


刪をつくる「篆書」
2004/10/3
   篆書は,今から三千年以上も昔の中国で生まれた古代文字で、当時は人間が神と直接に交信していた時代ですから,いきおい篆書はその身に呪術的雰囲気を漂わせています。その神秘的なところが何ともいえず魅力的なようです。
  篆書は秦(紀元前二二一年)の時代に至って,始皇帝により小篆の形に統一されました。私たちが普通に篆書という場合には,この小篆を指しています。小篆は点画が整理され,垂直・水平を基本とする幾何学的な形になりましたが,依然として重々しい原初的な雰囲気を保っています。また構造的な面でいうと,篆書の左右対称,水平・垂直原理は,右上がりを常識と考える楷書人間である現代の私たちに対して,根本的な感覚の修正を迫ってくるところがあり,そうした点が実に刺激的です。

・甲骨文字
・金文
・大篆
・小篆

・白川静(中国の古代文化研究及び古文字研究の権威)の世界
   http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/cl/shirakwa/

・ニュータイプフェイス古風小篆体 http://yupeihsu.at.infoseek.co.jp/syouten/home.html

 篆書は、文字の起源にまでさかのぼることのできる書体で、造形的なおもしろみや装飾性に富み、現代では、書の作品のほか、印章や看板などに見ることができる。
 篆書の特徴、筆順・結構(形のとり方)の基本を下図のように学びました。特に起筆では筆管を垂直に立て、逆方向から軽く筆を入れる「逆筆」とか、穂先を丸め、穂先の跡を見せない「蔵筆」を学びました。

  

  実習では、「泰山刻石」の「皇帝斯臣」を練習しましたが、左右対称や一定の太さを保つなどと形をとるのが難しかったです。

  

篆刻
  石や木などの印材に「篆書を書いてこれを刻す」のが篆刻ですが、芸術として行う篆刻は印とか雅印と呼んでいます。書や絵の作品に筆者の証として用いる場合は、落款印といい、白と黒の世界に朱を加え独特の美的効果を作り出します。
 下図のように、漢字の書には署名のしたまたは横に印を二顆を押すのが正式で、姓名印(白文)、雅号印(朱文)の順で押すのが一般的だそうです。

 

 

 今回の実習では、下図のように雅号印(朱文)を作成することにしました。尚、雅号は「髭仙人」。選文・検字に必要な篆書は「篆書字例」から、小篆か繆篆をさがします。また、シャチハタのWebサイトで文字を篆書に変換してくれる「篆書体チェック」も便利です。

・篆書体チェック http://www.is-hanko.co.jp/shachi/tensho_check.html

  

 篆刻の歴史、作り方などについてはについては、下記のサイトを参照してください。

・篆刻「作品とその周辺」 吉永隆山 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/ryuzan/

・篆刻のご紹介★篆刻教室 http://www.mmjp.or.jp/coueido/tenkoku.htm

・篆刻(てんこく) http://www.michihamono.co.jp/tenkoku/

・弘梅堂ホームページ http://www.koubaidou.co.jp/index.htm

 篆刻のサンプルとしては、「篆刻の部屋」や「楽しい篆刻(てんこく:遊びのはんこ)のページ」をおすすめします。

・篆刻の部屋  http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Tulip/5559/

・篆刻(てんこく:遊びのはんこ)のページ http://www.aya.or.jp/~ochamu/tennkoku.html

・篆刻用品販売 http://www.koubaidou.co.jp/tenkoku/tenkoku-top.htm

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 この講座の「篆刻」に興味を持ち、早速篆刻セットと印材を注文しました。初めてのことで様子もわからないので、比較的安価な、てん刻刀3本組(平4、印4、サラエ1.5)の入った「楽しい遊印てん刻セット」、そして柔らかく、彫りやすい、初心者には最適な印材とのことで、遼凍石を10個をインターネットで注文し、翌々日には届きました。

道刃物工業株式会社 http://www.michihamono.co.jp/tenkoku/
 ・楽しい遊印てん刻セット  \1,890 (税込)
   http://www.michihamono.co.jp/tenkoku/t-set.html
 ・遼凍石 23×23×60mm 10個 \2,625 
   http://www.michihamono.co.jp/tenkoku/inzai.html

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 今回の実習で使った印材は、初心者向けの柔らかい「青田石」の25o角だそうで、想像していた以上にさくいものでした。印刀の刃先の角を押し当てて慎重にゴリゴリ刻みましたが、時々異物が混じっているのか刃が進まない箇所があり、力を入れると曲がったり、滑ったりして、悪戦苦闘しました。

      
    朱文(雅号)    白文(雅号)     髭(隷書)  野洲高校(姓名印)

 最初の朱文でも、1時間でもあればできあがりますが、けして満足する出来栄えではありませんでした。次は文字を削った白文、そして隷書をベースに形を変形した髭の1文字。最後は前回の野洲高校で手馴れた人が刻んでくれた姓名印です。

側款
 側面(右手でを押すときに、親指があたる面)には、作者のサインや制作年月、誰のため或いは何のためにハンコを刻したのか、はたまた”窓の外には雨が降っていた”とか”暑いので汗をかいた”等、作者の感想が刻されています。側款だけでも楽しめるものです。
 今回は、「甲申秋日貞三刻」と刻みました。

・中国古典印章と篆刻(てんこく)、側款
   http://www.ne.jp/asahi/yoshitaka/hanko/koten-mokuji.html

これを見て  もう少し、丁寧に刻めばと、後悔!

 

刳本を学ぶ「隷書」
2004/10/18
   漢字の書体の一つ。中国,秦の始皇帝時代に,新しい書体の隷書が始まった。伝承によれば,下賤な従僕である徒隷に使用させたとか,作者自身が徒隷であったとかいうところから隷書と呼ばれたという。しかし,確かなことはわからない。
  隷書は,小篆が複雑であるところから,小篆を簡略化して実用本位に考え出された書体で前漢・後漢を通じて,一般に広く通用した。また隷書のことを佐書ともいうが,これは本格的な小篆を補助する書体という意味である。遺例としては,「祀三公山碑」や「郎中鄭固碑」などがある。なお隷書に似ていて,波礫(はたく)と呼ぶ装飾を加えた新書体を「八分(はっぷん)」と呼び,普通の隷書を「古隷」とし,「八分」を「今隷」と呼んで区別することもあったが,その相違点はあまり明確ではない。

・波礫(はたく)
隷書の横画の終筆部分に見られる三角状の払い。

・波勢
隷書のすべての画に内蔵されている基本的リズム。

・八分(はっぷん)
漢字の古書体の一。横画に波磔(はたく) のついた隷書。隷書のうち、秦隷(しんれい) よりも楷書に近い書体。漢代に作られた。八分体。八分書。漢隷。

・書道図書販売 漢代の隷書 天来書院
    http://www.koubaidou.co.jp/book/tenrai/kangi/reisho.htm

 東京書籍の書道Uから抜粋

 

 これまでも、パソコンのフォントには「麗流隷書」がり、デザイン的に綺麗な字体で気に入ってました。街中でも時々見かけますし、テレビ画面のニュースなどでも使われることがあります。隷書の特徴は、字形が扁平とか波勢(波のようにうねるリズム)で楽しい文字です。

・乙瑛碑(いつえいひ)
後漢時代の八分碑。後漢恒帝(こうてい)の時、魯(ろ)の長官であった乙瑛が祭礼をつかさどらしめたことを刻したもので、乙瑛以下そのことに関係のあった者の功績を表彰するために建てた碑である。この碑は、漢時代の隷書碑の中で最も優れたものの一つと数えられる。結構はしっかりとして充実した力感にあふれている。
「礼器碑(れいきひ)」 「曹全碑(そうぜんひ)」とならんで、隷書の教材としては最適である。
    http://www.dpm.org.cn/big5/phoweb/Relicpage/8/R3511.htm

・礼器碑(れいきひ)
    http://www.dpm.org.cn/big5/phoweb/Relicpage/1/R249.htm

・石門頌(せきもんしょう)
    http://homepage2.nifty.com/tagi/koten009.htm

・曹全碑(そうぜんひ)
漢時代を代表する温雅で美しく洗練された隷書であり、他の碑に比べ女性的とも言われている名碑であが、その結体は引き締まり八分隷の完成された姿と言われている。
    http://www8.plala.or.jp/yuuboku/kouza/souzen/0-souzenhi.htm
    http://homepage2.nifty.com/tagi/koten026.htm

 

書は矢張り中国ですから、中国のサイトを検索することをお勧めします。例えばこんなサイトに出会えます!方法は、Yahoo中国 http://cn.yahoo.com/ から!
    http://www.yn-home.com/sp/sfj.asp?sfname=%CE%DE%C3%FB%CA%CF
    http://www.dpm.org.cn/big5/phoweb/Relicpage/8/R3517.htm

 この講座では、テキストの八分隷の「乙瑛碑」や「礼器碑」、そして古隷の「石門頌」を習いましたが、一度十分な時間をかけて、挑戦してみたい書体でした。

その後、自宅で練習したが、  やはり、隷書は曹全碑
曹全碑

 ************************************************

 Webサイトには、書道関連のサイトも多数あり、今後作品を仕上げたりするのには参考になるようなものを掲載してみました。

・日本インターネット書道協会 http://www.nisk.jp/index.html
・書のさんぽ道 http://www8.plala.or.jp/yuuboku/index.htm

 ************************************************

 この講座で習った「隷書」をもう少し勉強しようと、中国書籍ネット書店「書虫」に、曹全碑、礼器碑、乙瑛碑などを注文しました。これらは中国からの取り寄せになりますから、ほぼ3週間をメドに配達されるようです。

中国書籍ネット書店「書虫」 http://www.frelax.com/sc/

 ・曹全碑 420円 中国書店
 ・曹全碑集字作品五十幅  [沈楽平 編著] 680円 浙江古籍
 ・曹全碑隶書速成九十九天-書法速成九十九天系列  [沈楽平] 730円 浙江古籍
 ・漢礼器碑集聯 530円 天津人民美術
 ・礼器碑隶書速成九十九天-書法速成九十九天系列  [沈楽平] 730円 浙江古籍
 ・漢乙瑛碑及其筆法  [牟建 編著] 730円 西印社
 ・乙瑛碑集字作品五十幅 680円 浙江古籍
 ・乙瑛碑隶書速成九十九天-書法速成九十九天系列 730円 浙江古籍

 

刳本を学ぶ「行書」
2004/10/30
   今年の文化勲章授章者に立命館大名誉教授で中国古代文化研究の白川静氏(94)と書(篆刻)の小林斗あん氏(88)=本名・小林庸浩がいます。共に今回の開放講座を受講しなければ目に留まることもなかった二人です。白川静氏のことは篆書の講義で知りましたし、小林斗あん氏は篆刻で知りました。
 小林斗あんは、中国古代の印をこよなく愛し、研究者としての厳しい姿勢を貫いて、みずからの世界を高めてきました。小さな石に文字を刻む一見地味な作業ですが、実は書や画をきわめた人が、最後に到達する洗練の極致といわれています。

 今回は、野洲高校で習ったことのある「行書」ですが、あれから2ヶ月も経過したこともあって、新鮮な楽しみがありました。テキストの表紙には、米ふつの「蜀素帖」と空海の「風信帖」があり、改めて臨書をしたいと思いました。

  

 行書の練習は、矢張り新人には王羲之の「蘭亭序」でした。野洲高校の講座の時にかなり書き込んだこともあって、久しぶりの行書でしたが、力まず気持ちよく書けました。

 

 


剄品制作
2004/11/7
   この開放講座の受講も最後となり、いよいよ作品創りです。この講座では新たに篆書と隷書が加わりました。そこで作品制作では「隷書」を選択しました。そして書体は図書館で「曹全碑」、「礼器碑」、「乙瑛碑」を借りてそれぞれの書体を調べ、最終的に「曹全碑」を参考に作品制作をすることにしました。

 一方、「中国書籍ネット書店 書虫」に注文していた書籍も間に合い、浙江古籍出版社の「曹全碑集字作品五十幅」と「曹全碑隶書速成九十九天」を参考に、「曹全碑」の書体を練習しました。

 

 作品の形式や大きさは受講生全員が半紙ということで、語句は盛唐の楼頴の「西施石」から「一去姑蘇不復返」を選びました。「曹全碑」で見つかった文字はそれを参考にし、ない文字は偏と旁をそれぞれに参考にしました。

 今回の講座の魅力は、単に書道を教えていただくだけでなく、篆刻や表装まで指導していただけたことです。表装ではボードに布や紙を糊で貼り、そこにアイロンと霧吹きだけでできる裏打専用紙を使って裏打したものを両面テープで貼りました。

裏打専用紙は従来の裏打が澱粉糊で行われていたのに対して、裏打紙の片面に、熱で溶ける特殊のり加工を施した製品です。熱加工により、作品をキレイにのばしながら、しかも短時間で裏打ちができます。

 作品は、先生が指導している書道部の作品と一緒に「校外展示会」で展示してくださるそうです。その上、最終日にはこれまで習ってきた作品を綴って「作品集」まで作っててくださいました。

 


Ж 柳公権の楷書に魅せられて


西安碑林



中国の書道は
数千年の歴史を有し
西安碑林は
数千年の間に
生みだされた
精粋を集めた
ものである

中国には、
古くから重要な通告
記録を石に彫る
習慣があり、
そうすることによって
大衆はいつでも
読むことができ
永久に保存ができた
西安は
最も早くから
中国文明が
発達した地の
ひとつであり、
そのため
古代からの
石碑の数も
非常に多い。
これらの石碑を
良い状態で
保存するために、
時の政府が
これらの石碑を
1カ所に集めることが
宋代から始められた。
その後も
石碑はたくさん
作られて
ここに集められ、
今日の大規模な
西安碑林の
基礎となった
のである。


 現在の碑林には、
漢・魏・隋・唐・宋・
元・明・清各代の
石碑が
全部で2300余り
収蔵されており、
これらが
六つの大きな室に
陳列されている

     
刪齠rに楷書を習っています!
2004/8/31
    4年の中国赴任期間を終え、帰国間際に地元の書店で手に入れた書道の本を教本にして、楷書の勉強を続けています。これまで永い時は半年近くも遠ざかっていたこともありますが、不思議と6年も続いています。途中、行書やひらがなも勉強しようと思いつつも、結局楷書から離れられないでいる。

 
上海交通大学出版社「3500常用字索査字帳(柳体)」

 上海交通大学出版社「3500常用字索査字帳(柳体)」が、毎日の手習いの教本です。中国で入手した書籍の一冊で、定価は21元(日本円で320円程度)。1頁(B5)に横3字縦5字計15文字が329頁に納められています。1文字毎に縦横斜めに規準線が引かれていて、文字の中心やバランスを参考に習っています。

  

 下敷きには、横5字縦6字計30文字と横6字縦8字計48文字の白の升目を入れ、それぞれ1文字毎に縦横斜めに規準線を書き込み教本と同じ体裁を整えてあります。半紙は中国製の薄手の「白連半紙」や「毛辺半紙」を使っていますから、手本を参考に習うことができます。

 
横5字縦6字計30文字                 横6字縦8字計48文字

 この「3500常用字索査字帳(柳体)」の自習では、48文字の場合最初に同じ文字を2度づつ、続いて1度書いて、最後に不得手な文字を3文字選んで48文字を書きます。1頁から始めて329頁まで書き続け、終わると又最初から繰り返します。数えていませんが、もう6〜7度繰り返していると思います。


辨イ書は柳体(柳公権)を選びました!
2004/8/31
 

 帰国間際に手に入れた中学生向けの書道の教科書野中に、「王羲之、顔真卿、米、黄庭堅 四体対照行書自学字帖」がありました。王羲之(東晋)、顔真卿(唐)、米(北宋)、黄庭堅(北宋)とそれぞれ時代が異なりますが大家の書です。

   

 又、楷書では楷書四大家が有名です。それぞれ柳体(柳公権)、顔体(顔真卿)、欧体(欧陽詢)、趙体(趙孟)と言われていますが、中でも柳体は入門の書体として、学校でも教科書の基本書体になっているようです。下記は「歴代楷書典範描臨系列」シリーズ の4冊です。

   
柳体(柳公権)       顔体(顔真卿)       欧体(欧陽詢)       趙体(趙孟

 購入した教本の中から、最も豊富に揃っていることもあって、柳体(柳公権)を選びました。これらの書籍はほぼ80頁に450字が埋まっていますが、6.8元で日本円で100円程度の値段です。

 


剄ナ近は中国製を卸値で購入
2004/8/31
   子供の頃、習字の授業では確か新聞紙に書いていたように記憶します。現在はひたすら書き続ける練習段階ですので、廉価な書道用品を使っています。最初の頃は近くの百貨店で安い筆を購入していましたが、月に2〜3本つぶしますから大変です。そこでスーパーや生協の生徒用を購入したりしていました。
 最近は、インターネットで書道用品を扱っている、「キョー和」や書道用品卸(有)みなせ筆本舗から、年に2度ほどまとめて購入しています。価格は卸値で購入できるのがメリットです。
  例えば、唐筆では金鼎牌(蘇州湖筆)、武林郡芝巌、載月軒・李鼎和・老文元復記、火炬牌(上海工芸筆)、桃源湖筆廠(蘇州湖筆)、双羊牌(善l湖筆)、金閣牌(蘇州古筆)、北京李福寿の安い筆を選んでいます。

◇唐筆及び半紙・画仙紙など
 ・「キョー和」 http://www.kywa.jp/info-shop/H1606/SP2002SP.htm
 ・書道用品卸(有)みなせ筆本舗 http://www.minase.co.jp/index.htm
 ・中国製細筆(亮和堂) http://home.att.ne.jp/alpha/ryouwado/chuugokuhosohude.htm

 その内、腕も上がり筆や用紙を見る目が育ったら、少しづつ選ぶようになるかもしれませんが、現在は判断できるだけの能力がありません。

◇筆について
  ・太さ:「一号〜九号」まであります。一号が一番太いものです。
     もちろん例外もあり、私も型破りなでっかい筆を持っています。
  ・穂の長さ:「超長峰」、「長峰」、「中峰」、「短峰」に分かれます。
     長いほど使いにくいですが線のバリエーションが増えます
  ・穂の材料:「剛毛」、「兼毛」、「柔毛」に分かれます
     狸、鹿、イタチなどが剛毛、羊、猫などが柔毛です。
     兼毛はミックスしたもので初心者にはお勧めです。

◇文房四宝について
  ・文房四宝    http://www.hi-net.ne.jp/~takeru/syodo/page006.html
  ・文房四宝本文 http://www.fan.hi-ho.ne.jp/chikusui/newpage17.htm


剌蒼ケの教本も中国の書籍を求めて
2004/8/31
    現在は楷書を練習していますが、その内行書も習いたいと、日本の書籍を探してみましたが、好きな字体がなかなか見つかりません。そこで結局、中国の書籍を購入することにしています。
 最近は中国に行く機会もありませんから、一時は中国の友人にお願いして送って貰いました。でも、送金のすべがないので遠慮しています。

 そこで、最近は書籍の輸入業者を経て購入しています。でも、運賃や手数料やらで数倍の値段になってしまいます。それでも欲しい書籍はやむを得ません。

◇中国の書籍など
 ・「書虫の中国書籍案内」 http://www.frelax.net/sc/bookdb/fenlei/data/mf001.html
 ・中華書店の図書目録Web版
                 http://www.chuka-shoten.co.jp/newbooks/nbookconte.html

 ・二玄社書店 書道関連書籍 http://www.nigensha.co.jp/shodo/index.html

  中国で入手した書道の教本を引っ張り出して、整理してみました。これまで「柳公権」の楷書だけでしたが、開放講座で王羲之の「蘭亭序」に出会ったためでしょう。

 これまで集めた書道関連の書籍は、日本で購入したものを加えて「中国の書道教本」は55冊ありました。Excelでまとめスキャナーで画像を撮り、その表にリンクしました。参照してください。

これまでに入手した中国の書道教本

 注:定価は中国での定価で、単位は元です。約15倍すると日本の円になります。購入価格は日本で入手したときの購入価格です。ざっと4〜5倍で入手可能なようです。

 その後、書虫から購入したり、中国の知人に送っていただいたものを加え、現在100冊を超えました。


 

凾サの他、中国の情報入手について
2004/8/31
    ここ数年の中国の進歩・発展は目覚しく、電網においてもその急速な変化には驚いています。その電網を通して書道の様子を垣間見るのも結構楽しいです。

◇中国インターネットなど
 ・中国芸術 http://www.chinarts.net/index.htm
 ・中国文芸書法論集
     http://www.wenyi.com/art/shufa/sflj.htm 
 ・人民网-書画
     http://www.people.com.cn/GB/14738/index.html

 ・Excite エキサイト 翻訳 中国語翻訳
        http://www.excite.co.jp/world/chinese/

  電網をサーフィンしていて、右図のような書に出会うこともあります。これも楽しみの一つです。

 

Ж 書に楽しむ「行書に学ぶ」


王羲之の蘭亭序

唐の太宗が
入手した
王羲之の蘭亭序を,
臣下の欧陽詢が
模写し,
これを石に刻した
拓本の系統は
定武本と称され,
蘭亭序の
拓本の中でも
最も優れたものと
されてきた。
この呉炳本蘭亭序は
定武本の中でも
落水本と
独孤長老本とともに
とくに著名な一本で
元時代の呉炳が
旧蔵していたことから
世に呉炳本として
珍重されている。
巻後には,
歴代の名家の跋が
記されているが,
その一部は
切り取られ,
馮承素の臨模した
八柱第三本の巻尾に
移された。

 

     
剿洲高等学校開放講座「書に親しむ〜行書入門〜」
2004/8/30
    中国から帰国以来、中国で入手した書道の指導書を見て、柳体の楷書を一人で習ってきました。これまで先生に習った経験がないので、実際に画いているスピードや筆捌きを観ることができませんでした。

講座内容
 日常生活に最も多く使われる書体〜行書〜を題材に、実用細字から画仙紙大の創作作品まで、幅広く学習します。 「手書き文字」の美しさを再確認しましょう。
                                  講師 中村 哲

開催期間 平成16年8月4日〜8月29日の水・金・日曜日
時   間 各回10:00〜12:00の計20時間(全10回)
募集対象 県内在住者又は通勤者
募集人員 30人(定員になり次第締め切り)
受 講 料  5,000円(教材費を含む)

 募集人数30名に対して、約半数の受講生で、ほとんど中年の女性が多く、男性は2名でした。


剋タ用細字
2004/8/30
 

 講座の初日は、だれもが一年に幾度か、祝宴や展覧会の受付で芳名帳に署名したり、のし袋に表書きをしたりすることがありますが、落ち着いて楽な気分でかけるようにと、ポイントを交えながら指導を受けました。

 

 文字は多様な書体を編み出してきたが、大きく5種類に分類できる。すなわち、篆書・隷書・草書・行書・楷書です。「書の変遷」とそれぞれの書体の特徴をダイジェストに解説をしてくださいました。
 これまでは楷書⇒行書⇒草書の順で生まれたとの理解をしていましたが、歴史的には草書⇒行書⇒楷書と順番で生まれたことを知りました。

 

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教育出版株式会社「書道T、U、V」
 
これまでは、中国で手に入れた上海交通大学出版社の「3500常用字索査字帖(柳体)」を手本にして、半紙に楷書で30文字か48文字を繰り返し臨書を繰り返してきました。
 今回の公開講座で初めて行書を習いましたが、書道全般の基礎知識がありませんでしたから、教室に備わっている教科書が気に入って、早速インターネットで注文しました。

  


刮腕法を学ぶ
2004/8/30
 

 廻腕法とは北宋の米友仁から始まり、中国清朝の書家楊守敬によって日本に紹介された執筆法で、 日本では、明治の大家、日部鳴鴎(1838−1922)は生涯、この書法を実 践し、作品を制作しました。この手首を曲げて固定し、筆に4本指を漆えて書 くという執筆法の基本を学習する事により、執筆の習癖を矯正し、多様な運筆法が身に付くのだそうです。

日部鳴鴎(1838−1922)
天保9年(1838)彦根藩士田中惣右衛門の次男として生まれ、その後惣右衛門の実家にあたる日下部家の養子となり、その娘琴子と結婚して日下部家を継いだ。結婚して1年後に桜田門外の変が起こり、養父と藩主を同時に亡くした。維新後、明治政府の近代化路線を推進する指導者の一人として活躍するが、後に書家となった。
大久保暗殺後、鳴鶴は潔く官を辞し、もともと才覚の秀でた書の世界に後半生を賭け、中国の廻腕執筆法という書法を会得した。その後独自の書風を確立して書聖と称えられ、厳谷一六、長三州とともに明治の三筆と称せられた。

講師の中村哲先生は日部鳴鴎の廻腕法を正統に伝授されている方のようです。ただ、短期間であったためか、廻腕法を習得しようとは思えませんでした。

 

剽亦熄を学ぶ
2004/8/30
    今回の公開講座で始めて知りましたが、「蘭亭序」は書聖と言われる王羲之の書で、古来より行書のお手本として最も評価されて来ました。お習字を習った人は臨書した方も多いと思います。この度の講座では「神龍半印本蘭亭序」を手本に行書を習いました。

 なぜ、「蘭亭序」が、古来より書を志す人達から行書のお手本として愛され、多くの臨書が残っていることが少し理解できました。この「蘭亭序」については、「書の散歩道(蘭亭叙をみる)」で詳しく解説されています。是非お読みください。

◇書の散歩道(蘭亭叙をみる) http://www8.plala.or.jp/yuuboku/rantei/rantei.htm

  今回の「蘭亭叙」では、本場中国のサイトも検索してみました。例えば「中国芸術」とか、「簫爻瀏覽網際」などが印象に残りました。


◇紹興書法 http://www.library.sx.zj.cn/netshow/sxcalligraphy/
◇歴代名家蘭亭序 http://www.library.sx.zj.cn/netshow/sxcalligraphy/lltx/page.htm

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神龍半印本で学ぶ「手本蘭亭序」(教育図書株式会社)
 「神龍半印本蘭亭序」の文字を拡大し、半紙6文字に配置した手本集です。各ページに、ペン字の筆路解説が付いていますので、筆順やくずし方のわかりにくい部分も不安なく書けます。

 

 

刮謳蜴に書く
2004/8/30
    これまではひたすら練習段階ですから、画材をスーパーや生協の生徒用を購入したり、インターネットで一番安い徳用を購入してきました。最近はインターネットで唐筆や中国手漉半紙を纏め買いをしています。今回の講座から少しづつ画材の知識を集めたいと思います。

・半紙 24.3×33.3cm
・画仙紙(半切) 35×135cm
・画仙紙(全紙) 70×135cm
・色紙 24.2×27.3cm

  蘭亭序の臨書は、「神龍半印本蘭亭序」のコピーと神龍半印本で学ぶ「手本蘭亭序」を手本にして、半紙に繰り返し書着込みました。最初は半紙に2文字、そして4文字、6文字とすこしづつ小さくしていきました。

  

  つづいて、半紙に12文字と小さくして、文字の流れとか半紙全体に対する文字(黒)と紙面(白)とのバランス、行間や文字間などを勉強しました。

 ここでは半紙に20文字程度と増やし、一字一字よりの前後の文字とのつながりやバランスを勉強しています。

 

 下は画仙紙(半切) 35×135cmに、1行に6〜7字程度を収めています。

  蘭亭序は28行、全文324字が高さ24cm強(半紙の短辺)に平均して1行に12字が収まっています。下は半紙の長辺(24cm強)に、1行に12字ほど収めました。

  いよいよ、公開講座の最終段階です。それぞれ色紙に作品を制作することになりました。それぞれ1字や2字とか、4字、それ以上の文字や文章を選んでおられました。

  今回、王羲之の蘭亭序で行書を学びましたので、蘭亭序の一節、「所以遊目騁懐足以極視聴之娯信可楽也」を選びました。

  目を遊ばしめ、懐(おも)いを騁(は)する所以(しょえん)にして、以ちて視聴(しちょう)の(之)娯(たの)しみを極むるに足る。信(まこと)に楽しむ可きなり(也)
  見聞の楽しみの究極といえます。本当に楽しいことです。

近い内、近くの滋賀銀行に展示されるそうです。絵はともかくとして「書」の展示は初体験で、色紙に書いた字はあまり満足できる出来栄えではありませんが、色紙2枚で終えました。1枚を展示用に残して、この一枚を持ち帰りました。

 

 

Ж デッサンから表現する力をつけよう


デッサン

ジャコメッティは
数多くのデッサンを
描いている。
彼自身は
彫刻家であったが、
デッサンをもとに
彫刻を制作していた
のではない。
むしろ、
私たちが何かあると
メモを残すかのように
デッサンを描き、
それ自体が自律した
作品として
数えられると
言っても過言
ではない。
 このことは、
パリ滞在中に
ジャコメッティと
親交のあった
文学研究者・
矢内原伊作による
著書『ジャコメッティ』
の中で、
ジャコメッティが
彫刻と同じくらい、
デッサンや絵画にも
取り組んでいたことが
事細かに語られて
いる。
あるいは、
ジャン・ジュネは
こう語っている。

 彼の描き方。
顔の様々な
部分の間に、
「高度」の
―あるいは面の―
違いを設けることを、
彼は拒否する。
同一の線が、
諸々の線からなる
同一の全体が、
頬、眼、眉を表すのに
使われうる。
彼にとっては、
眼が青いのではない。
頬が薔薇色なのでも、
眉が黒く曲線なの
でもない。
頬、眼、眉によって
構成される、
連続した線があ
るのである。
頬の上に
鼻の影はない。
というより、
影が存在するとしても、
この影は、
顔の一部として、
どこでも有効な、
同じ描線、
同じ曲線で扱われ
なくてはならない。

 

     
剞口高等学校開放講座「デッサンから表現する力をつけよう」
2004/8/29
    中国から帰国以来、絵画からは遠のいて、昨年の秋に滋賀大学公開講座の「入門アート」を受講しました。その後は、絵筆を持つこともなく1年が経過してしまいました。今年は県立高等学校の開放講座から、水口高等学校開放講座「デッサンから表現する力をつけよう」を受講することにしました。

講座内容
 静物デッサン と 人物デッサン
  ・デッサンから表現する力をつけよう。
    「見る」「観る」「視る」「表現する」力
  ・ものの見方・かたちのとり方・構図の考え方

 わたしたちは、表現することの楽しさ・創造することの楽しさを知っています。
いざ目の前にある物や、心の中に浮かんだ像を、描くとき、それは単純で簡単なことなのにうまく描けません。そこで簡単であり、単純であるために、もっとも本質的で造形のすべてにわたる基本として、デッサンは必要不可欠なものとなります.物を「みる」目、表現する技術を養うための、訓練手段と思います。
 素直な心でよく対象を観察し、自分に合った技法をきちんと身につけるために、またしっかりとした自己表現ができるように、この講座で楽しく描いてみましょう。
    水口高等学校教諭 伊東敏行 (元光風会会友、ハプスブルク芸術友好協会会員)

開催期間 平成16年7月17日(土)〜8月28日(土) 毎土曜日
時   間 午前9時30分より1回3時間  計6回
募集対象 中・高校生、一般
募集人員 30名
受 講 料  3,000円 (モデル代など)

  講座内容が「デッサン」とあって、受験を控えた中・高校生から78歳の方までと幅広い受講生が集まりました。講師の伊東教諭は金沢美大で徹底的に「デッサン」を叩き込まれたとのことで、ものの見方・かたちのとり方・構図の考え方などを丁寧に指導して頂きました。


剞テ物デッサン
2004/8/29
 

 静物デッサンは初日の講義を含め4日間、モチーフの配置、 画面構成、鉛筆による表情の違い、質感・量感・空間表現、陰影の表現、前時の作品を、豊かな表現となるように完成に導くまでの実習が行われました。
  モチーフの配置、 画面構成、鉛筆による表情の違い、質感・量感・空間表現、陰影の表現、前時の作品を、豊かな表現となるように完成に導く。完成作品を合評し、他の作品の良さや自分の作品の反省点をみつける。

 最終日は、全員の完成作品を合評し、他の作品の良さや自分の作品の反省点をみつける内容で進められました。

  一つのテーブルの5名程度が、棚から気に入ったモチーフを取って、みんなで適当に配置し、それぞれ割愛しながら画面構成をしました。問題は植物で期間中に結構育ち、最初の構図とはすっかり変貌してしまいました。

  鉛筆デッサンでこれほど時間をかけて描いたことは初めてでした。後方の酒ビンや植物の葉など反省点が沢山ありました。

剞l物クロッキー
2004/8/29
    人物クロッキーはそれなりに経験があるのですが、何度してもいつも疲労感と焦燥感に陥ります。何度しても難しいです。

 クロッキーは20分のポーズと10分の休憩が1単位で、3回繰り返しました。最初は10分ポーズを2回。2回目は5分ポーズを4回、そして最後は10分ポーズを1回と5分ポーズを2回繰り返しました。

  

   

  

  全部で9ポーズやりましたが、その中で一番人気のあったポーズで、次の人物デッサンをやりました。

 

剞l物デッサン
2004/8/29
    モチーフとしての人物は好きですが、時間をかけたデッサンは経験が少なく、後で後悔したのですが、木炭デッサンを選びました。

  当然、テーマは「モデルさんから受けるイメージ・個性などを、自分なりに把握し表現する。」

  木炭デッサンは少し経験があったはずですが、こんなに厄介だとは知りませんでした。いや忘れていたようです。描いても描いても、少し払うと消えてしまいます。その上、細部の描写が思い通りになりません。

 最終的には、2日にわたって20分ポーズを9回。全部で3時間ですから、相当書き込めるはずですが、肝心な顔がまったくの不出来でした。やっぱり、鉛筆デッサンにすればよかったと、後悔することしきり。


 

Ж クロッキーをつくろう


こうたん

こうたんは1歳9ヶ月の男の子で、3人兄弟の末っ子です。今は、乗り物が大好きで、こうたんの「ブウーブ」が大のお気に入りです。

毎朝、お母さんが洗濯物を干している間、庭でお父さんが出かけたあとの駐車場で「ブウーブ」を乗りまわしています。

お母さんが洗濯物を干している間は、一人で遊ばなければなりません。でも、三人の男の子の洗濯物は、毎日山のようにあります。

お母さんは、お兄ちゃんのシャツもこうちゃんのズボンも一枚ずつ手でしわをのばしながら、「こうちゃん、おんもに出たらいけませんよ!」と声をかけます。

でも、駐車場は狭いのでいつの間にか、家の前の道路に出て行きます。「こうちゃん、おんもに出てはいけないでしょう!」

家の前は、道も狭くほとんど車は通りません。通っても、ゆっくりしか走られませんから、お母さんはあまり心配していません。でも、こうちゃんが溝に落ちないかと心配しています

 

     
剋賀大学公開講座「入門アート」
2003/10/20
    今年の秋、滋賀大学公開講座の「入門アート」を受講しました。もう十年程前になりますが、いわゆるクロッキー(速写画)を学びたくて、大津のクロッキーサークルに2年程通ったことがあります。それ以来の「クロッキー」 ですが、不思議なことに副題として「クロッキーをつくろう」となっていた。

講座開設の趣旨・目的
 誰でも一度や二度、長電話の最中に広告の裏なんかに意味のない落書きをした覚えがあるのでは?ことさら絵を描こうと堅くならずに、落書きの延長からアートの世界を覗いてみませんか?
 人体をモチーフに、身近な鉛筆で描くことから始めます。はじめはゆっくりと、徐々にスピードを上げて描いてみましょう。10分、5分、…。果ては「30秒クロッキー」。さて、どんな絵がうまれてくるでしょう。
 楽に手が動き出したら、こんなクロッキーにもチャレンジです。太筆で。切り絵で。粘土を使って。
                                 滋賀大学教育学部 講師 藤田昌宏

開催期間 平成15年9月6日(土)〜10月4日(土) 毎土曜日 14時〜16時
募集対象 市民一般
募集人員 10名(申込順)
受 講 料  6,200円

 募集人数10名に対して、応募は5名とゆったりとした雰囲気で受講できました。最初の2日はいわゆるクロッキーで10分、5分、3分、1分とスピードを上げて進められました。その後の2日は粘土でのクロッキー。時間も同様にスピードを上げて進められました。


刮舶Mと筆でクロッキー
2003/10/20
 

 50歳からはじめた水彩画、最初の頃は講師の先生が用意してくれた静物や屋外の風景を描くことが主でした。たまに、仲間をモデルにした人物画が結構楽しかった。
 でも、人物の場合形をつかむのがなかなか難しいのです。花や静物の場合多少バランスがくずれていても気にならないのですが、人物は微妙な形の崩れに違和感を感じます。
  そんなことがあって、遠く大津まで足を運んで「クロッキー研究会」に行っていた頃がありました。それから十年近い間隔があいて久し振りのクロッキーでした。

モデル女性、3分 モデル女性、1分 モデル女性、5分

 最初の10分の2枚ほどは、緊張からか全くものになりませんでした。そして5分、3分、1分と回を重ね、スピードを上げていくにつれて、少しづつ指の感覚が戻ってきたようです。腺には個性があって、声質と同様に生まれ持った特性があるような気がします。

モデル女性、5分 モデル女性、3分

 2日目のクロッキーは小ぶりの丸絵筆ではじめました。これまでは3B、4B、時には6Bなどの軟質の鉛筆(ステッドラーのルモグラフ製図用鉛筆や三菱のユニ)が手に馴染み、ほとんど鉛筆で描いてました。時には木炭やコンテを使うこともありましたが、絵筆は始めての経験でした。
 用紙もこれまでの小ぶりの洋画紙、水彩画用紙、時には紙パックを漉いた再生和紙なども使って、楽しい時間を過ごすことができました。

モデル男性、1分 モデル男性、5分

 初日は4回生の学生、2日目は大学院生がモデルになってくださり、ポーズをとってくださいました。つい時間にせかされ、焦って描いていますが、それでも5分もあると複数の線が形をおって描かれています。クロッキーとしては3分や1分の方が面白いのかもしれません。


剩S土の塑像をクロッキーで
2003/10/20
   3日目と4日目は粘土による塑像をクロッキーでした。 塑像のクロッキーは初めての経験で、粘土に触れるのも、子供の頃、地表に現われた粘土層で遊んだ以来の感触でした。
  両手で強く締めたり、伸ばしたり、曲げたり、切り取ったり、貼り付けたりの作業でした。10分、5分、3分、1分半とスピードを上げ、繰り返し繰り返し、印象を形にして、手の中で生まれてくる形に感動したり、不出来に落胆したりして、そして心地よい疲労感が残ると言った経験でした。

膝を抱えた女性像、5分 膝を抱えた女性像、5分 膝を抱えた女性像、5分

 粘土に不慣れもあって、最初は粘土の塊を強く絞ったり、引っ張り出したりして、目の前の印象を形にしようとしましたが、その形を造ろうと力を入れると、先に作り出した部分が崩れてしまい、なかなか難しい作業となりました。
 そこで、頭や手などのは別の塊を造り、それを胴体に加えていったりもしましたが、その取り付け部分の形の修正に手間取りました。

右足を立膝の男性像、3分 右足を立膝の男性像、3分右足を立膝の男性像、3分

 モデルは1Mほどの丸いテーブルに乗ってポーズをとり、講師が一定時間おきにテーブルを90度回転して、2周させます。最初の角度で概略の形を造り、次の90度の回転で最初の形を修正しながら形を造りこみます。この角度では、最初の背筋の傾きや手足の形が大幅に狂っているのには驚き、大修正になります。
 次の90度でも、矢張り想像以上の狂いがあり、2次的な修正があります。このようにして、最初の1周で概略の形を決め、2周目で細部の形を造りだします。
 この驚きの連続は、結構新鮮で快い感動となります。平面にない不思議な感動があります。

つま先を立てた坐像、3分 つま先を立てた坐像、3分 つま先を立てた坐像、3分

 今回の「クロッキーをつくろう」では、かって味わったことのない感動を得ることができました。丁度今CSで放映している仏映画の「美しき諍い女」は、映画のかなりの部分を製作現場を表現している珍しい映画でが、最初にモデルと対峙して、クロッキー、デッサンと徐々に構想が凝結していく様子が素晴らしい。

 肉体を過度に酷使する様々なポーズを要求「美しき諍い女」La Belle noiseuse 
フレンフォーフェルは10年ほど前、妻のリズをモデルに描いた自らの最も野心的な未完の傑作「美しき諍い女」を中断して以来、絵を描いていなかった。マリアンヌに出会ったフレンフォーフェルは、マリアンヌをモデルにその最高傑作を完成させる意欲を奮い起こした。最初はモデルになることを嫌がったマリアンヌは、5日間で完成させることを条件にしぶしぶ了承する。だがフレンフォーフェルの要求は彼女の考える以上に苛酷なもので、肉体を過度に酷使する様々なポーズを要求され、さらには彼女の内面の感情そのものをさらけ出すことを求められる。だが、フレンフォーフェルは描き続けるうちに自信をなくしはじめ、逆にマリアンヌが挑発して描かせるようにもなっていく。



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